山を越えて湖へ

大阪府池田市から三重県四日市までを結ぶ国道477号線を、大阪府豊野町から琵琶湖大橋までドライブ。「酷道」の評判に違わず大変ハードな山道でした。
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なぜ国道477号線なのかというと、大阪府豊能町で実家のすぐ近くを通っているからなのです。この道路を大阪方面へはよく使うのですが、奥へ向かってはなかなか行く機会がない。そこで、一度奥へ向いて走ってみたいと思っていたのでした。2003年の冬、同じルートを行こうとして京都府京北町の山中で積雪に阻まれ断念、今回は早めの再挑戦。

京都府八木町、京北町あたりは、このように鬱蒼とした林の中の一本道が時々あらわれます。時々バス停を見かけるので、ここをバスが通っているんですね。『となりのトトロ』の世界です。
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ここは恐らく最大の難所である百井峠越え。この勾配!18%と書かれた看板もありました。我々は下って来たのですが、道路は砂だらけで、減速時にズルズルと滑っているのがわかります。ヴィッツ選手もなんとかがんばってくれました。
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峠道を抜けて開けた場所に出るとひときわ開放感があります。桂川上流に沿って走ります。多分京北町内。
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今回のゴールは琵琶湖大橋。湖畔はどこも素晴らしい眺めです。
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田舎の整備途上の道路を走ると、道路の大切さをあらためて感じることができます。都会にいると、開発をやめて自然を残してほしい、田舎の風情を残してほしい、そんな勝手な意見を持ってしまいがちですが、この道をバスがはしり、緊急車両が走る、寸断されれば陸の孤島、そんなことを考え合わせると、田舎に住む人はやはり近代的な道路の延長を待ちわびているだろうな、と思う訳です。「開発か環境保全か」という二者択一ではなく、「第三の選択」がやはり必要なのだと考えさせられました。