オスプレイだって「相変わらず」酷い

ヘリだって同じことをやっていたのですが、ほとんど見向きもされませんでした。オスプレイに対する高い注目度によって、この状況への関心が高まれば、、、この容易に予想できた状況の何かが変わるでしょうか? これは結局何の問題なのでしょうか? 

被害に気づいてその大きさを測るだけの知識や手段(外部の資源の活用も含めて)を持たない人々や、被害に気づいていても「NO」の声を上げることができない不利な立場の人々に、誰もが嫌がるものが押し付けられていくという構図は普遍的なものなのでしょうか。そして、現在急ピッチで進められているキャンプ・シュワブ内の工事、近い将来の移設完了を感じさせる進展です。飛行場が完成すれば、当然騒音の発生回数も比較にならないほど増えるはずです。海兵隊の航空部隊の本拠地が移ってくるのであれば、現在は訓練の時期に限定されている騒音・振動による被害が日常的なものに変わってくるでしょう。利害関係者が共に暮らし、容認派・反対派の運動、また「専門家」と呼ばれる人々の活動が共に、その表面的な一部分だけを様々な勢力によって政治的に利用され、また都合の良い時だけ政治を利用しようとしたり、時には政治とは無関係という立場に立ったり、という現地の複雑な状況に、いろいろと考えさせられます。

個人的には、健康への影響が懸念され、生活の安全が脅かされる状況を、住民が許容することはできないと思います。また、もし地元住民が何らかの理由によって危険を許容する(自分に不利な)選択をしようとしたとしても、安全を優先させるように教育するのが、住民の安全を守るべき国や自治体の役割だと思いますが、現実はその反対になっていると言えましょう。