2017年の抱負

2016年を振り返って、仕事の上で最も楽しく充実していたのは、担任業務と部活指導でした。また、社会福祉士会の基礎研修の3年間の課程がようやく最終段階まで進みました。2017年4月からは在外研究の予定ですが、まったく先が見えません。

着任12年目になりますが、3年の担任は4回目(副担任を入れると5回目)です。高専の3年生の時期は、高専への慣れに伴って「高度」とか「専門的」というイメージが色あせて見えはじめ、中学校卒業時の進路選択に徐々に嫌気がさしてきて、中だるみしやすい時期です。これに加えて、3年から4年への進級は要件が厳しくボトルネックになっているとか、寮から出されて生活リズムが維持できなくなるとか、留年の危機に繋がる地雷がたくさん埋まっている時期です。高専では同じ学年には2年までしか在籍できない決まり(1度留年しても進級できなければ退学勧奨)になっており、「留年」から「退学」につながりやすいことから「留退」という言葉をよく聞きます。この時期の指導は「サバイバル」以外のなにものでもありません。高専で生き残るか、高専から脱出して生き残るか、いずれにせよ、担任としては、本人が将来後悔しないように、悔いのない「自己決定」をして、自分の道を歩んでもらいたい、という思いで取り組んできました。教員や保護者の中には「この子は将来のことなんてまるで考えていない」などと怒ったり馬鹿にしたりする人がいますが、子供は子供なりに一生懸命自分のことを考えているものです。親や教師の役割としては、頭ごなしにダメ出しをするのではなく、まずは本人の考えや努力を認めながら、より良い方向性について一緒に考えたいものだと思います。
部活指導は吹奏楽ですが、今年は「コンクールに出たい」と言っていた新入生が3年生になり、少しずつ人数も増え、2016年7月に約10年ぶりのコンクール出場を実現できました。やはり合奏は楽しいし、音楽というのは素晴らしい体験であると思います。
次年度は、在外研究員として英国に長期出張しなければなりませんが、忙しくて、まだ何の準備もできていません。職場では進級認定会議もこれからだし、社会福祉士会の基礎研修もまだ終わっていない。かろうじて、査証の申請を済ませたぐらいです。はたして生きて帰ってこられるのか、不安しかありませんが、とにかく11ヶ月間、日本での日常を離れて自分の研究に向き合う時間があるはずなので、良い意味で自分をリブートさせる機会にしたいと思います。